リカちゃん遊びの楽しみのひとつと言えば、ヘアアレンジ。
子供の頃、リカちゃんで遊んだことのある方なら、一度はやってみたことがあるのではないでしょうか。
しかし、そのままの状態で放置していると、髪に変な癖がついてしまうことも。
一度癖がついてしまった髪は、元の状態に直すことが難しくなってしまいます。
今回は私がリサイクルショップで購入した、髪の癖がすごい中古のリカちゃんを、サラサラなストレートヘアに出来るか?をじっくり検証していきたいと思います。
Before
まずはビフォーがこちら。
リサイクルショップで購入した中古のリカちゃんです。
(途中で携帯を変えたため、ビフォーの画質が荒いです)
早速状態を確認していきましょう。
何やらヘアアレンジが施されています。
女子なら一度は絶対に見たことのある、生活感あふれるカラーのヘアゴムがちらり。
思わぬ付属品が付いてくる、これも中古リカちゃんあるあるです。
そして、「きっと、お母さんが結んであげたんだろうなぁ・・」というのが想像出来る、よくある感じの編み込み方に、懐かしさすら感じます。
髪の状態としては、チリチリ、ベタベタという感じはなく、毛質的には悪くないなぁという印象です。
前髪は分け目もしっかりていて、乱れた様子はさほどありません。
ざっと見た感じ、なんとかなりそうかな?という印象です。
中古品なので詳しいことは分かりませんが、この独自のヘアアレンジのまま、長らく放置されていたんだろうなぁと思います。
子供たちが遊ばなくなって、そのまま何十年も押入れの中・・なんてことも全然考えられますよね。
一度髪を結んでそのままの状態で保管し続けてしまって、結果変なクセが付いてそのまま戻らなくなる・・というのはよくあるパターンですが、果たしてこの子はどうなっていることでしょう。
まずは状態確認から
早速、検証スタートです。
まずはぬるま湯に浸して、汚れなどを落としていきます。
最初からお湯に浸すのではなく、まずは予洗いをして髪の状態を確認します。
中古ですがベタつきなどもなく、そこまで汚れている感じもありませんでした。
しかしここで問題発生。
水に濡らしたことで、より癖があらわに。
ものすごい広がり方です。
毛量が多く、変にウェーブしているせいか、コームも全く通らず大苦戦です。
癖だけにクセ者の予感・・。
洗い終わったところ
なんと、すごい髪型になりました。
特にハチのあたりの盛り上がり方が尋常じゃありません。
もう一切結んでないにも関わらず、形状記憶かのように不思議な形を保っています。
写真からも見て分かるように、髪の中もかなり強靭な癖がついており、浮き上がってしまっています。
恐らく、ハチのあたりの異様な盛り上がり方と毛量の多さから、元々ツインテールだったリカちゃんの可能性が高いです。
「柔軟剤」も試したが、全く歯が立たない
あまりにもすごい癖のつき方だったので、予洗いのあと、リカちゃんのボサボサ髪に効くとされている「柔軟剤」を使う方法もやってみました。
やってみたのは、ぬるま湯に柔軟剤を適量溶かし、浸すというもの。
しかし残念なことに、このリカちゃんには全くの効果なしでした。
というか、このリカちゃんはボサボサとかチリチリなどの領域の問題ではない、ということに改めて気付きました。
自己流「お湯パーマ」を実施
とにかく想像以上に癖がすごかったので、ここでリカちゃん界でよく聞く「お湯パーマ」なるものを試してみました。
パーマ液などを使わず、熱を利用して作るパーマのこと。
本来は人間用のウィッグに用いる手法のようですが、ドールのカスタムでも使われています。
元々はウェーブを作るための方法のようですが、ストレートにするときにも使えます。
やり方については色々あるようで、と言っても公式情報というわけでもないので、ここからは完全自己流&自己責任で行いました。
(以下、作業に集中してしまい写真が一切ないのですがご了承ください。)
用意するもの
- おけ
- やかんなどで沸かした超熱々の熱湯
- 割り箸
- コーム(目が荒くない方がいいです)
リカちゃんのヘッドは予め外しておき、割り箸など棒状の物の先端にセットしておきます。
熱湯の温度は測っていないので分かりませんが、沸かしたての熱々を用意します。
やり方
自己流お湯パーマのやり方はとてもシンプルです。
おけに熱湯をはり、リカちゃんの髪を浸して、ストレートになるように意識しながらコームでひたすらといていくだけ。
やけどにはくれぐれも注意しましょう。
お湯の温度キープがカギ
ここで一番重要なのは、お湯の温度を保つこと。
厳密な温度は測っていないので分かりませんが、とにかく沸かしたての熱々です。
少しでも冷めてきたなと感じたら、すぐに熱々のお湯を追加します。
実は他のリカちゃんも何度かお湯パーマを試したことがあるのですが、この温度キープが一番効果的でした。
髪のとかし方のコツ
髪をコームでとくときは、力を入れて頭の上から下まで一気にときます。
髪がからまったりして難しい場合は、少量ずつブロックごとにやっていくとやりやすいです。
自然乾燥させる
その後はしっかりと水気を拭き取ります。
このときも、やけどには十分注意が必要です。
髪をブラシで整えたら、ラップで頭全体をキツめにぐるぐる巻きに固定し、自然乾燥させます。
乾いた後に全体を確認し、効果がなかったりまだ癖が残るようであれば、もう一度同じことを試してみます。
ちなみにこのリカちゃんの場合は、なかなかいい感じにならず日を置いて2〜3回やりました。
しかし、熱湯は髪にダメージを与えますので、状態を見て判断するようにしましょう。
After
そんな試行錯誤のお湯パーマのあと、すっかり綺麗になったリカちゃんがこちら。
あの強烈なクセはどこへやら・・と言った感じに、見違えるほど変わりました。
どうしても毛先のカールだけは真っ直ぐに出来なかったのですが、全体的にはほぼストレートなので良しとしましょう。
元から髪の状態も悪くなかったので、ツヤも出て綺麗です。
おそらく元がツインテールだったようなので、中の髪が上に持ち上がってしまっていて、正直もう無理かな・・と何度か諦めかけたのですが、根気強くお湯パーマを続けた結果、想像以上に綺麗な仕上がりになって満足です。
かなりの温度の熱湯に何度も髪を浸したので少し心配だったのですが、このリカちゃんの場合、特に問題もなさそうです。
途中に柔軟剤も何度か使ったので、サラサラの仕上がりです。
クセスゴヘアーのリカちゃんも、ストレートヘアになりました!
毛先のカールはご愛嬌!ということで・・。
(今回ご紹介した方法はあくまで自己流です。あらかじめご了承くださいませ)
おまけ
サラサラヘアーを活かして、記念撮影。
まとめ
今回は、髪のクセがすごい中古のリカちゃんをストレートヘアにできるのかを検証してみました。
想像以上に癖が強く、だいぶ時間がかかりましたが、熱湯とコームを使ったお湯パーマによって綺麗なストレートヘアにすることができました。
中古ではありますが、元の髪の質が悪くなかったのも成功した要因かと思います。
手間はかかりましたが、納得のいく仕上がりになり満足!
少しでも参考になれば嬉しいです。
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