「インスタで見るようなおしゃれなリカちゃんの写真を撮りたいけど、なんだかポーズが決まらない・・。」
「いつも同じようなポーズになってしまう・・」
こんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
特に関節が動くドールは、自由に動きを出せるからこそ、ポージングが難しかったりしますよね。
でも実は、たったの2点を意識するだけで、ポージングのコツを掴むことが出来ます。
この記事では、誰でも簡単に出来るドールのポージングのポイントを写真付きで解説しています。
この記事を読めば、動きのあるポージングが出来るようになり、ドール撮影がもっと楽しくなりますよ♪
是非最後まで読んで頂けると嬉しいです!
ポイントは「手」と「足」
ドールのポージングの際に気をつけるべきポイントは「手と足」の2つです。
え?それだけ?と思われるかもしれませんが、この2点を意識するだけでグッと印象が変わります。
もちろん顔の向きや体の角度なども整える必要はありますが、まずは手と足を中心に動きをつけていくと、全体的にバランスのとれた綺麗なポーズをとらせることができますよ。
それでは早速、写真で比較しながら解説していきます!
今回は、ピュアニーモ2エモーションSサイズのボディに、リカちゃんのヘッドをつけた状態で解説します。
基本の立ちポーズ
まずは基本の立ちポーズです。
左側のBeforeの写真は、なんだか全体的に締まりがなく、「立たされている・置かれている感」があり、分かりやすく言うと「人形っぽさ」が出てしまっています。
次から「手」と「足」に注目してポーズを見て行きましょう!
手は体に沿わせる!
まず「手」について見て行きましょう。
左の写真のように、手のひらがこちら側を向いていると、不自然な雰囲気が出てしまいます。
なぜなら私たち人間も、だらんと腕を下に下ろしたとき、意識しなければ手のひらは体側に向くはずですよね。
なので、手や腕を下に下ろしているポーズのときは、まず手の向きに気をつけることがポイントの一つです。
また、腕が体から離れていると上半身が大きく見えてしまうので、腕を体にぴったりと沿わせることで、より自然かつスマートに見せることができますよ。
足は「クロス」でモデルっぽく!
モデルさんや芸能人の写真で、足をクロスしているポーズをよく見かけますよね。
これは王道のポーズで、なぜならクロスさせることで足をより長く見せる効果があるからです。
それを、同じくドールにも取り入れてみましょう。
より足のラインを綺麗に見せることができますよ。
この変化を付けることで「人形っぽさ」が軽減され、より自然で洗練された印象を与えることができます。
動きのあるポーズ①
次に、手や足に動きをつけたポーズの場合です。
上の写真は、可愛らしいイメージのポーズをつけてみました。
左側のBeforeの写真は躍動感があり、そこまで違和感があるわけではありませんが、少し手を加えてより自然なポーズに近づけてみます。
手の動きを「イメージ」する!
この写真のように両手が前にあるポーズは、他の箇所が綺麗にポージングされていても、手が不自然なだけで全体のイメージが変わってしまうため、手のポーズがより一層重要になります。
ピュアニーモ2エモーションの指には関節がなく、様々な種類のハンドパーツを取り付けることで手の動きを表現します。
しかし、一見自然な動きに見えるハンドパーツであっても、角度や向きによって見え方がかなり変わってしまいます。
この写真の場合、左側のBeforeは、左右の手の向きや角度がバラバラで、特に右手(向かって左)が不自然に見えます。
直立不動の棒立ちに比べれば、両手が前にある方が「なんとなく」ポーズとして成立しているように見えますよね。
しかし、その「なんとなく」が不自然さを引き出してしまっている残念なポイントだったりすることも。
まず、両手を使うポーズの場合に意識したいのは、「動きのイメージ」をすること。
例えばこの写真の場合は、「手を前に組んでいる」ようなイメージでポーズをつけました。
このように、具体的な動きを想像しながらポーズをつけることで、「手を前に組むとき、こんな角度にならないよな」とか「バッグを持つ時、こんな風な手になるっけ?」など、実際の動きをよりリアルにイメージすることができるからです。
実際に自分がそのポーズをとっているところを想像したり、雑誌のモデルさんの写真を参考にしながら向きや角度を微調整することで、より自然なポーズに近づけることができますよ。
足の「高さ」で印象が変わる!
片膝を曲げたポーズは、アイドルや二次元キャラの立ち絵でもよく見られ、明るく可愛らしい印象を与えます。
左のBeforeの写真は、躍動感があり元気で、より活発なイメージです。
一方右のafterの写真は、どちらかと言うと控えめな印象に見えます。
この二つの違いは、「足を上げている高さ」にあります。
もちろん、Beforeの写真が悪いというわけではありませんが、今回はモデルっぽくより自然なイメージにしたいので、少し変化を付けてみます。
afterの写真では、膝から下を少し下げ、つま先が地面に当たるくらいの角度にしてあります。
そうすることにより、膝が内側に入ることで、控えめでお上品なイメージを演出することができますよ。
このように、片足を折ったり上げたりしているポーズの場合、その動きが極端であればあるほど、二次元キャラのようなアニメっぽい印象が強くなります。
動きのあるポーズ②
続いて先ほどとは反対の、足を開いた堂々としたイメージのポーズです。
腕や足など、すべてに動きがあるのにも関わらず、なぜか左側の写真は全体的に固い印象に見えます。
より自然に見せるためは、どうしたらいいでしょうか。
手や腕の動きはほどほどに!
先ほども説明した通り、腕が体から離れると上半身が大きく見えてしまう、という点がありましたが、まさに左側の写真がそのパターンです。
左側の写真のように左右どちらの手(腕)にも動きがある場合は、片方の腕は下に下ろして動きをなくすと、右側の写真のようにバランスがよくなります。
その際も、「基本の立ちポーズ」で説明した通り、手や腕は体に沿わせると、より自然に見えますよ。
足を開いたポーズは、それだけでも大きな動きが出るので、上半身や手などの動きはやや抑えめにするとバランスがとれます。
足を開く幅で印象チェンジ!
足を開いたポーズは、自信があるように見え、どちらかというと男性っぽくかっこいい印象です。
左側の写真は、足がかなり開いているので、迫力がありダイナミック。
やや野性的な雰囲気も感じます。
そこを自然に見せるポイントは「足を開く幅」です。
モデルさんのようにかっこよく見せたいのであれば、足を開くのは肩幅と同じくらいまでにします。
更に、どちらかの足に重心が乗っているイメージで、もう片足は前に出してみると、より綺麗に見せることができますよ。
かっこよさをキープしつつも足をより長く綺麗に見せることができ、モデル立ちっぽさがでます。
まとめ
今回は、ドールのポージングのキーとなる「手と足」のポイントについてまとめました。
ポーズをとらせるときには、手や足の向きや角度を意識することで、よりドールを自然に美しく見せることができます。
普段から雑誌やモデルさんの写真を見て、ナチュラルな動きを参考にするのも良いですね。
関節の動くドールならではの自由な動きを楽しみながら、自分なりのポージングのコツをみつけていきましょう。
少しでも参考になれば幸いです!